初めまして。このサイトの管理人の柳下彰彦(やぎしたあきひこ)と申します。今は弁護士と弁理士をやっていますが、元々は理科系出身(学生時代の専門は応用物理)で、大学を卒業した後は化学メーカーに就職して、6年ほどエンジニア(商品開発)をしておりました。エンジニアをしながら弁理士資格を取得して、同じメーカーの知的財産部で仕事をした後に、弁理士として独立し、その後弁護士資格を取得しました。

弁護士になってから、10年以上、起業前の方も含め、個人事業主、大学発ベンチャー、スタートアップ、中小企業、中堅企業、大企業を、法務及び知財面でサポートしております。理系出身ということもあり、多くのお客様は、新しいテクノロジーを軸にビジネスを成功させようとする会社です。

このような会社を含めお客様から仕事をいただいた場合、私が心がけていることは、お客様のビジネスの成功確率を上げるということです。

ここで、ビジネスの成功って言っても、その内容はいろいろあると思いますが、私は、お客様が計画しているビジネスが社会に受け入れられ(社会実装され)、社会が抱えている課題を解決することだと理解しています。成功するためには、計画しているビジネス自身が持っているポテンシャルが大きく影響しますが、それ以外の様々なファクターも複雑に関与するかと思います。

私が目指しているのは、この様々なファクターのうち、知財の取得、契約書の書き方、法律の解釈等の面で、成功する確率を高める(少なくとも低くすることがない)ようにすることです。

そして、10年以上、様々なテクノロジーを軸にビジネスをしている依頼者をサポートしながら、

  • 成功確率を高めるためになぜ知財(例えば特許権)を取得する必要があるのか。
  • テクノロジーを軸とするビジネスにおいて、どのような知財をどのようなタイミングで取得していくか。
  • 成功確率を高めるための契約交渉はどうあるべきか。
  • 成功確率を上げるための契約書の条項の書き方(ドラフティング)

等について、自分なりに検討し、様々なビジネスシーンにおける、知財・契約・法務面で留意すべき点や対応するための方法論を蓄積してきました。

その一方で、自身も50歳を超え、次世代の方々のためにできることは何かないかと考える中で、上記留意点や考え方等を紹介することで、起業を目指す方やすでに起業された方をサポートできないかと思いつき、このブログを始めることとしました。

不定期ではありますが、記事を書いていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。